vol.10「売上・利益は過去最高、しかし会社はつぶれた」
デイライトの近藤です。
3月になり、まわりも少しづつ春めいて参りました。
先週のブログでタイトルの「売上・利益は過去最高、しかし会社はつぶれた」
について書きました。
私のお客様で名古屋市で建設業をされていたI様。
人望も厚く、仕事も丁寧であったために顧客や同業者からも信頼のある方でした。
そんなI様の会社に大きな案件が入ります。
単価で言えば従来の10倍。
I様は自社はもちろん、同業者からも応援を依頼し、人と材料を調達して、また
金融機関からも運転資金を借入してこの工事に取り掛かりました。
毎月の月次決算書上の売上・利益は上がり表面的には「儲かっている」状態でした。
しかし、工事も半分を過ぎたころ、依頼先の会社が突然不渡りを出し倒産。
I様の会社にも工事代金が振り込まれることもなくなり、それまでの支払いした
材料費、人件費も回収できなくなり、とうとう不渡りを出して連鎖倒産となりました。
もちろん、これは不運なことです。
しかしI様の会社が倒産したことは「不運」だったでは片づけられません。
では倒産を回避するためにI様は何ができたのでしょうか。
このことを次週以降考えていきたいと思います。
投稿者 近藤将士
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