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vol.84 キャッシュインを増やす方法⑥

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こんにちは、近藤です。
今日もキャッシュインを増やす方法について考えます。
6回に渡ってお話ししたキャッシュインをどう増やすかも今回で最後です。

【キャッシュイン】
売上、株の配当、株の売却、土地の売却、固定資産の売却、不動産所得、保険金の受取、
保険の解約、固定資産の売却、在庫の売却、新株発行による増資、金融機関からの融資、
補助金の受取、助成金の受取、売掛金の回収、減価償却費等々です。

今日は減価償却について考えます。
減価償却とは資産価値の減少を年々の経費として計上するものです。

例えば車であれば償却期間6年とありますが、これは会計上は6年たったら
価値はゼロになるという考え方から来ています。

例)600万円の新車→毎年100万円の減価償却を行う→6年間適用

仮にキャッシュで購入するとすれば初年度は600万円のキャッシュアウトですが
それ以降は100万円の減価償却費として販売管理費に計上されていますが
実際はキャッシュアウトはしていません。

つまりその年度のキャッシュは税引き後当期利益+減価償却費となります。

もっと言えば、600万円の新車を10年返済にすると毎年のキャッシュアウトは
60万円に対し、実態のキャッシュインは100万円となります。

減価償却の耐用年数はほかにも事務机15年、鉄筋建物50年、木造24年、麻雀卓5年
等々調べれば何でも出てきます。

また一括して償却できるものとしては工場で使う機械類以外の工具や、
事務所の備品といった償却資産のうち、取得価額が「20万円未満」のものであれば
購入年度での一括償却が可能です。

キャッシュを残すためにも帳簿上は経費でも実態はキャッシュアウトしない
この減価償却という仕組みはぜひ押さえておいて有効に使いたいものです。

投稿者 近藤将士