vol139 地震保険は破綻するのか
前回に引き続き、今回も地震保険について書いていきます。
ネットでたまに話に上がる、地震保険の仕組みが破綻する。
という話についてお話いたします。
地震の場合、被害範囲が広大になる為
合計の支払いとして多額の保険金となり易い傾向にあります。
その為、一部では大規模災害で地震保険は破綻するので
入る意味がないと話している方がたまにいらっしゃいます。
では、実際はどうでしょうか。
東日本大震災では約1兆3000億円の地震保険金が支払われています。
約款には支払いをする事で保険の仕組み自体が傾く可能性がある場合
全員の保険金を均等に減額する可能性があると記載があります。
東日本大震災の際は、減額する事無く規定通り支払いがされていました。
あくまで、可能性の話ですがいくらの保険金となったら減額になるのかというと。
約12兆です。
12兆円を超えると減額の可能性が出ると、重要事項で説明しています。
東日本大震災で1兆3000億円ほどの保険金でした。
12兆円を超える保険金となる震災を想像すると、
日本列島全部が被害をうけるような地震でしょうか?
と考えると、破綻する確率はほとんど無視できる確率ではないでしょうか。
ネットには様々なうわさがありますが、事実をしっかりと見極めて
選択していただけるお手伝いが出来たら嬉しいと思います。
投稿者 安藤祐基