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vol.82 キャッシュインを増やす方法⑤

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こんにちは、近藤です。
今日もキャッシュインを増やす方法について考えます。

【キャッシュイン】
売上、株の配当、株の売却、土地の売却、固定資産の売却、不動産所得、保険金の受取、
保険の解約、固定資産の売却、在庫の売却、新株発行による増資、金融機関からの融資、
補助金の受取、助成金の受取、売掛金の回収、減価償却費等々です。

前回のブログでは補助金・助成金について書きました。
今回は「売掛金の回収」について考えます。

皆さんの会社では売掛金はどのように管理されて見えるでしょうか。
建設業ですと完成工事未収入金も同意語です。

これは決算書のバランスシートの左上の流動資産として表記されます。
つまりは1年以内にはキャッシュインするものとして扱われます。

私はこの売掛金の回収をとても重要視しています。
当然回収は早ければ早い方が望ましいですね。

逆に納品はしたけど回収に6か月とかかかってしまうとその間の資金繰りは
とても厳しいものになります。

極端な例で申し上げると商品の納品の前に代金の回収が出来れば最高ですね。
それを実現したのがアップルです。
iPhoneの出荷前に予約注文を受け付け、先に代金の回収をしてから数か月後に
納品という流れを作りました。

これは改めてお話ししますが「丸亀製麺」でおなじみのドリドールも
この回収は驚異的です。
ですから次々と出店すればするほどキャッシュインが多くなる
という仕組みになっています。

私のお客様では建設業の方が多いのですが、工事が大規模になるほどこの回収は
時間を要することが多く、たとえ3か月後に回収できてもその間の人件費、材料費
外注費とうとう何億になると金融機関のつなぎ融資を行うしかありません。

それもできなくなると黒字倒産というはめになりかねません。

いわば会社の生命線ともいえるこの売掛金の回収は取引先の協力のもとで一日でも早くする必要があります。
そのためには自社が他社にまねできないサービスや商品を提供する必要があります。

今一度、売掛金の回収サイクルについて考えてみませんか。

投稿者 近藤将士