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vol.181 連生団体信用生命保険の落とし穴

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最近、新しく出てきた団体信用生命保険(団信といいます)。
(団信:住宅ローンを組んだ際に加入する生命保険)
連生団信、ペア団信についてここでは書いています。

ご夫婦で6000万のローンを、夫 4000万円・妻2000万円で借入。
夫に万一や三大疾病になった場合に妻のローンも一緒に免除になるという団信です。
逆もまた同じように免除となります。

銀行は今、ブームの様で連生団信を激推ししているような雰囲気もあります。

では、保険の税務としてどんな取り扱いになるか書いていきます。
基本的に疾病を理由に保険金を受け取った場合は非課税
死亡を理由に保険金を受け取った場合は相続税の対象です。(非課税枠有)

この為、夫がガンになって団信が発動した場合。疾病が理由なので非課税ですが。
妻のローンが免除になる理由は、夫がガンになった為に『免除』です。
妻、本人がガンになったわけでは無いので非課税では無く一時所得となります。

この場合、所得税と住民税がかかり、夫がガンの場合は妻に約400万。
妻がガンになった場合約900万の税金が掛かります。

税金が悪い、という訳ではありません。
税金が掛かることを加味して、しっかり検討する事が大切ですし。
保険やローンと言った税金とは切っても切り離せない商品を提供する側は
幅広く、多角的に情報を見て提供する必要を強く感じています。

投稿者 安藤 祐基